【浴衣のいろは】浴衣を着よう
徒然なるままに、ジェ氏です(´ω`)
前回は、浴衣とは?というところをまとめさせていただきましたが
今回は、浴衣を着るにあたって必要なものをまずご紹介できたらと思います(`・ω・´)シャキーン!
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浴衣をただ着るだけであれば、最低限必要なものはこちらです(´ω`)
■ 浴衣
■ 帯 (半幅帯or作り帯 etc…)
■ 腰紐 …各1つ
お出かけするとなると、こちら
■ 下駄
■ 巾着、かご等の小物入れ
”ただ浴衣を着るだけ”なら、上記の物がそろえば着つけてお出かけできますが…
でもせっかく着るのであれば、ヨレっとしてイマイチ・長時間着た時の着崩れ・汗で不快になる等
よくあるトラブルを回避して、長時間のオシャレを楽しんでほしいのです(´ω`)
実際、初めて聞いた・持ってないって方もいるアイテムかと思います(´・ω・`)
それホントに必要?って思う方もいるかもしれませんが、
あるとないとじゃ大違い!その辺をお伝えしていきます
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■ コーリンベルト
コーリンベルトとは、着付け用品の一つで「美容着物ベルト」とも呼ばれるそうです。
1~2cm位の幅広のゴムの両端にクリップがついていて、両襟をクリップで挟み腰紐の代わりに使います。
整えた襟元が着崩れない様に固定してくれる役目があり、キチンと背中で水平に使うと長時間着ていても襟がヨレて左右の幅が違ってくる・胸元から盛り上がって襟が出てくる等の襟のトラブルが抑えられます。
ちなみに、コーリンという会社の製品で創業者の”高林”さんが考案したことからこの名前になった…とか。
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■ 伊達締め(伊達巻)
着付けに使う紐のひとつで、帯を締める前に着付けが緩まないように抑える役割があります。
紐のタイプやゴム製で端がマジックテープになっていたり、メッシュ地になっているお手軽なタイプもあります。
こちらは腰紐を使っても構いませんが、幅があるので締めた時の圧迫感を腰紐より軽減することができます。
☆ 伊達締めと呼ばれるようになった由来は不明ですが、伊達(粋)な柄だったり様々な柄の物が販売されています。
帯の下になって見えるない様にするものですが、見えないオシャレとしてお好みの柄の物を探すのも楽しいかと(´ω`)
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■ 前板
帯を締めた際、腹部を平らにスッキリさせるために入れる板です。
帯を結んだ後に差し込むタイプと、前板を固定してから帯を結び始めるベルトタイプがあります。
厚紙などを切って代用してもよいですが、帯の間は蒸れるので画像のような市販のメッシュ地の差し込みタイプがおススメです。
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■ 和装用下着
実は一番大切なのが和装用下着。
ここでは浴衣下、浴衣スリップ、浴衣用襦袢と呼ばれる物や補正用の物とします。
浴衣の下は何も着ないという方や、普通にブラとパンツをつける方、様々いらっしゃるかと思います。
それぞれのご意見に対して、”なぜ和服用下着をつけた方が良いのか?”お話していきます。
☆ まず、浴衣を着た際どのような着姿がキレイに見えるのか?を念頭に置きましょう
(´ω`)
≪ 中は何も着ない ≫
確かに元の成り立ちから考えると「中は何も着ない」は正しいと言えます。
ですが、お出かけをするとなると浴衣一枚だと少し心もとないですよね…
生地によっては薄手で、透けたり乳首などの形が出ちゃったり♡
また、浴衣が汗を吸うとなかなか発散されず、ベッタリいして着心地も悪く裾等が体にまとわりついてくることも。
そんな時に一枚中に着るだけで、上のようなトラブルを抑えられます。
着ている枚数が少ないほうが暑くないのでは?と思いがちですが、浴衣に限らず洋服でも夏は中に1枚着ることで、インナーがまんべんなく汗を吸って体温を抑えてくれる効果があります。
※寝るときも1枚インナーを着るといいそうです。
あと、着物(浴衣を含む)を着る際の下着は裾が長くなっています。
これは、肌に直接着物が触れて皮脂などで汚れることを防いだり、足捌きをよくしてくれる効果があるので、浴衣が脚に巻き付いて歩きにくいなんてことをカバーしてくれます。
≪ 普通にブラとパンツ ≫
上にはブラジャーやカップ付きキャミソール、下には普通にパンツ。
特に、生理中だけど大事なデートで浴衣を着たい!なんとこともあるかと…
まずは、先に書いた通りどのような着姿がキレイに見えるのか?を意識しましょう。
浴衣の時期よく見かけますが、帯の上におっぱいが乗っている…
しかも肩ひもの位置やパンツのラインがくっきり☆
着物は寸胴に近い体形で、全面の柄がキレイに見えるように着るのが良いとされていますし、ジェ氏もはたから見ていてそう思います(´ω`)
一般的なブラジャーは、おっぱいを持ち上げてキレイに見せるようにできているため
できるだけ寸胴にしたい浴衣を着るには適していません。
またストラップ部分は外に響きやすいので、カップ付きキャミソールを着用するにしても配慮が必要です。
和装用の下着には、その辺をカバーしてくれるものありますし、最近ですとカップ付きの浴衣用下着も安価でネットで手に入るのでおススメです。
パンツは履かないと落ち着かなかったり、衛生的に何となく不安という方もいると思いますので、履くのであればパンツラインが出にくいシームレスタイプをおススメします。
生理の時ならシームレスのサニタリーショーツに、裾の長い浴衣用下着やペチコート、ステテコなどを履けば少し安心ですよね。
花魁風…なんてのも一部で流行ったりしましたが、まず花魁さんがどういった方なのか、どんな歴史があるのか、どんな風に見られるのか等を考えてから試すのをおススメします(´・ω・`)
≪ 補正は必要か? ≫
普段浴衣を着る上で一番意識したことがない項目ではないでしょうか?
そもそも浴衣を着るときの補正って?と思う方もいると思います。
洋服をキレイに着るためにブラジャーをつけたり、補正下着ではみ出したお肉スッキリ整えたりするように、和装でもキレイに着るための補正があります。
すぐに思いつくところだと、胸の大きな方は潰して平らにするという補正かと思います。おっぱいが帯に乗らないよう抑えておくことはキレイに着る上で重要です。
また、上半身より下半身が大きめの方も胸周りやおなか周りにタオルを巻く等して上下のバランスをとるのもキレイに見せるコツです。
「私は胸が小さいから…」「痩せてるからいらないゎ」と思っている方も、実は補正した方がキレイに着つけできる場合があります。
例えば、普段洋服をキレイに見せるために店先にあるマネキン。夏の催事などでそのマネキンにそのまま浴衣を着せているのを見た事はないでしょうか?洋服用のマネキンは、先ほど述べた通り”洋服をキレイに見せる”のが目的のため、展示しているブランドにもよりますが痩せ型でそこまで胸を大きくなくその割には長身にできています。
一方和装用のマネキンは寸胴で胸は小さめではありますが、若干鳩胸気味にできています。
胸が小さい方・痩せている方も、”和装をキレイに見せる”ためのマネキンとご自身の体型を見比べるとどこを補正した方が浴衣をキレイに着られるか?のヒントが見つかりますよね。
とはいえ、補正するときどうしたらいいか?は「和装時の補正」を初めて聞いた方はとても難しく感じると思います(´ω`)
補正の仕方には、単純に和装用補正下着をつける以外に体型のタイプによってもいろいろな方法があり、浴衣の時は特に詰めすぎて暑くならないようにする等の配慮がいります。
ですので次回は、補正の仕方についてまとめていきますね(`・ω・´)シャキーン!
補正をしっかりして、下地をきっちり整えていきましょー
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出典:きもの用語大全 http://www.so-bien.com/kimono/
Kissteきものラブログ365 http://www.bbth.co.jp/kisste/post-577
J-CASTニュース https://www.j-cast.com/tv/2013/05/22175612.html